兵役逃れの疑いで入国が禁止されたアメリカ国籍の歌手ユ・スンジュンのファンが李在明(イ・ジェミョン)大統領に入国許可を促した。
9日、DCインサイド「ユ・スンジュンギャラリー」は声明を通じて、「最近、韓国政府が8・15光復節を控え、政治家と公職者に対する恩赦と復権を検討しているというニュースが伝えられた」とし、「恩赦が社会的葛藤を減らし、国民統合を成し遂げるための制度という点で、その趣旨に深く共感する」と明らかにした。
また、「私たちは、このような寛容と包容の精神が政治家や公職者だけでなく、すべての国民にも公正に適用されることを望む気持ちを伝えたい」とし、「兵役問題によって20年以上の長い間、入国が制限されたユ・スンジュン氏の場合、すでに最高裁で2019年と2023年、2度にわたってビザ発給拒否が違法だという判決が下された。にもかかわらず制限が続くのは、公平性の原則と法治主義の精神に照らして再検討される必要がある」と主張した。
続けて「ユ・スンジュン氏は過去の歳月の間、多くの批判と制裁に耐えてきました。過ちがなかったという意味ではなく、それによる社会的責任を十分に背負ったという点を申し上げたいと思う」とし、「これからは過去を振り返り、大韓民国社会の中で新たに生きていく機会を与える時点だと思う。これに対し、ユ・スンジュンファン一同はイ・ジェミョン大統領に切に訴える」と掲載した。
さらに、「曺国(チョ・グク)前祖国革新党代表や尹美香(ユン・ミヒャン)前国会議員など政治家恩赦の検討で明らかになった国民統合と和合の意志が、一般国民のユ・スンジュン氏にも同じように適用されることを願う」とし、「どうか大統領の決断が公平性と公正性という憲法的価値が具現される事例になり、国民統合の契機になることを希望する」と書き込んだ。
一方、ユ・スンジュンは兵役逃れの議論で23年間韓国の入国が拒否された。ユ・スンジュンは2002年1月、社会服務要員として代替服務を控えて突然米国に出国、韓国籍を放棄して米国市民権を取得し兵役免除を受けた。